HOME»ネットワークスペシャリスト平成25年秋期»午前Ⅱ 問3
ネットワークスペシャリスト平成25年秋期 午前Ⅱ 問3
問3
無線LAN標準規格に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- IEEE802.11aでは,周波数帯として2.4GHz帯を使用することが規定されている。
- IEEE802.11bでは,変調方式としてOFDMを使用することが規定されている。
- IEEE802.11gでは,アンテナ技術としてMIMOが規定されている。
- IEEE802.11nでは,20MHzと40MHzのチャネル幅が規定されている。
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル
正解
エ
解説
次の表は無線LAN標準規格 IEEE 802.11b/a/g/n/ac の主な特徴を比較したものです。
- IEEE802.11aで使用する帯域は5GHzです。
- "11b"ではDSSS/CCK(直接拡散/相補型符号変調方式)が採用されています。それ以外の規格ではOFDM(直交周波数分割多重)が採用されています。
- MIMO(Multiple Input Multiple Output)が規定されているのは"11n"と"11ac"です。
- 正しい。IEEE802.11nにおけるチャネル1つのチャネル幅は"11a/g"と変わらない20MHzですが、"11n"以降の規格("11n/ac")では隣り合うチャネル同士を束ねる「チャネルボンディング技術」が規定されています。この技術を使用した場合のチャネル幅は2つのチャネルを合わせた40MHzになります。ちなみに"11ac"では束ねることができるチャネル数が最大で8つと規定されているため、最大チャネル幅は(20×8=)160MHzです。