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平成27年度 午後2 問2 マルチキャストパケット [0383]

 かたくりこさん(No.1) 
すみません、過去問演習で理解できない部分があるため質問させていただけませんか?

問2の  図5 IGMPの通信例  でフレーム番号③だけ宛先MACアドレスが違うのですがなぜでしょうか...?

平成27年度 午後2 問2 の過去問です。
https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/gmcbt8000000gxj0-att/2015h27a_nw_pm2_qs.pdf
2024.02.13 22:36
nyanderfulさん(No.2) 
端的に言うと、③のパケットだけ宛先となるマルチキャストアドレスが異なるからです。
マルチキャストの宛先MACアドレスは、宛先となるマルチキャストアドレスを基に自動で生成されます。具体的には、
・最初の24bitは01-00-5e
・25bit目は0
・残りの23bitは、マルチキャストアドレスの後半23bitと同じ
というルールで生成されます(図5でも確認できます)。よって、マルチキャストグループのIPアドレスに対応して異なる宛先MACアドレスが生成されます(重複してしまうこともあります)
2024.02.14 03:33
 かたくりこさん(No.3) 
返信ありがとうございます。

実は、そう考えた時に設問4(3)が不思議です。

③でPC1が224.0.0.2のマルチキャストグループから抜けたと考えると
PC1は224.1.1.1のマルチキャストグループからは抜けておらず
イの③の時の答えがp1,p3になる気がしています。

実際はp3のみなのですがこの差がよくわかりません。
すみませんがこちらも助言いただけないでしょうか...?
2024.02.14 21:24
nyanderfulさん(No.4) 
なるほど、ご質問の意図を理解いたしました。
端的に言うと、224.0.0.2というのは特別なマルチキャストグループ(予約済みアドレス)であり、全ルータが自動で参加するグループです。
何らかのマルチキャストグループから離脱したいレシーバー(この場合PC1)は、224.0.0.2宛にIGMP leaveメッセージを送信することとなっています。全ルータが224.0.0.2に参加しているため、224.0.0.2宛にleaveメッセージを送れば適切にL3SWのツリー(マルチキャスト版のルーティングテーブルのようなもの)を更新し、自身への送信を停止できると期待できるからです。
具体的にどのグループから離脱するかについては、宛先IPアドレスとは別の場所に埋め込まれています。IGMPスヌーピングはその場所も読み込み、適切にMACアドレステーブルに反映できます。
2024.02.14 21:58
 かたくりこさん(No.5) 
ありがとうございます。

IGMP leaveメッセージを送った宛先のマルチキャストグループから抜けるものと思っていました。
抜けたいマルチキャストグループはまた別で指定されるのですね!

回答ありがとうございました。勉強になりました!
2024.02.15 21:11
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