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R3 午後1 問2  設問4(2) [0233]

 たつさん(No.1) 
フロア間OSPF設定をL3SW1とL3SW6に設定するのではダメなのでしょうか。なぜルータに設定しなくてはいけないかがわかりません
2022.02.27 21:56
hisashiさん(No.2) 
NW ゴールドマイスター
図2の構成図およびP11の2つの文章からL3SW1とL3SW6にOSPFの設定はしていると読み取れます。

・E社のネットワークの経路制御はOSPFで行っており全体がOSPFエリア0である。
(3)フロア間接続のために、D社支社1のL3SW1とE社のL3SW6の間に新規サブネットを作成する。
  当該サブネット部分のOSPFエリアは0とする。

L3SW1とL3SW6にOSPFの設定をしても、エリア0が分断されて、エリア0内の
E社のネットワークが接続できないから下線⑥でバーチャルリンクを設定して
対処しましょうという流れになっています。

設問は、追加設定であるバーチャルリンクをどの機器に設定しているかを問うています。
エリア0は、エリア1(支社と広域イーサ網)を隔てて分断されているので、
追加設定は、そのエリア境界であるL3SW1とルータになります。
2022.03.05 11:07
 たつさん(No.3) 
とても分かりやすく説明して下さりありがとうございます。
また、ごめんなさい。私の質問文が誤っておりました。

正しくは、「バーチャルリンク」をL3SW1とL3SW6に設定するのではダメなのでしょうか。なぜルータに設定しなくてはいけないかがわかりません、でした。

2022.03.05 18:36
hisashiさん(No.4) 
NW ゴールドマイスター
>「バーチャルリンク」をL3SW1とL3SW6に設定するのではダメなのでしょうか。
バーチャルリンクの本来の目的と異なり、L3SW1とL3SW6を仮想的に結んでも意味がないからです。

設定は、必ずABR(エリアの境界にある機器)になります。
(エリア1の端から端をバーチャルリンクで結ぶイメージです)

[E社(エリア0)]L3SW1[エリア1]ルータ[[本社(エリア0)]


バーチャルリンクは、OSPFのエリアの制約に抵触するような場合に1つのエリアを
跨いで離されたエリア間を論理的につなげて免除する設定になります。

OSPFエリアには、次のような制約があります。

・バックボーンエリア以外のエリア同士隣接しないこと
・バックボーンエリアは複数存在してはらなない

などです。

これらの制約を無視すると正常な通信ができません。

バーチャルリンクはエリアを跨いで両者のエリアを論理的にポイントツーポイントで結びます。

今回のケースでは、バックボーンエリアがエリア1(支社・広域イーサ網)を
跨いで2つ存在していることが問題となっています。

このような構成ですと、OSPFのエリア間では、
E社⇔支社、支社⇔本社間のどちらかしか通信ができません。

この問題を回避するため、エリア境界の機器にバーチャルリンクを設定することで、
E社と本社1つが論理的に結びつき、E社と本社間の通信が可能になります。
(E社と本社が1つのバックボーンエリア内に存在しているようなイメージになります)

冒頭のとおり、エリア境界になる機器は、
エリア1とE社の隣接機器(L3SW1)、エリア1と本社の隣接機器(ルータ)のため
IPAのとおりの回答になります。

2022.03.05 22:08
 たつさん(No.5) 
度々丁寧にありがとうございます。理解出来ました。
春に受験予定なので、教えていただいたことを活かして頑張ります
2022.03.06 00:13
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