令和6年春期試験問題 午前Ⅱ 問16

Webコンテンツを提供する際にCDN(Content Delivery Network)を利用することによって,副次的に影響を軽減できる脅威はどれか。

  • DDoS攻撃
  • Man-in-the-Browser攻撃
  • パスワードリスト攻撃
  • リバースブルートフォース攻撃
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ
解説
CDN(Contents Delivery Network)は、世界中に分散配置されたキャッシュサーバにWebサイトのコンテンツを保存し、コンテンツをユーザーに最も近いサーバーから配信するサービスです。もともとCDNはWebコンテンツの高速かつ安定的な配信を目的としたものですが、トラフィックの分散、CDNが有するトラフィックフィルタリング、キャッシュ機能などにより、オリジンサーバへのトラフィックを抑えることができるため、結果的にDDoS攻撃への耐性が高まり、自社のネットワークの被害を抑えることができます。

したがって「ア」が正解です。

なお、DDoS対策における通信回線の強化の面で利用できる外部サービスとしては、CDNのほかに、クラウド型ファイアウォールサービス、ISPが提供するDDoS防御サービスなどがあります。

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