平成29年午後1問3の設問2-(1)について

あほスタマンさん  
(No.1)
トランスポートモードを選択した根拠をIPアドレスに着目して30字以内で答えよ。
という問題ですが、解説を読んでも、いくら解説を読んでもしっくりこないというか理解ができない状況です。

そもそも、トランスポートモードの場合、ホスト間(端末間)で暗号化するのではないでしょうか?あとは、IPアドレスが動的に変化する場合に利用可能と覚えています。

どなたかご教示のほど、よろしくお願い致します。
2024.12.21 20:28
不届者さん 
(No.2)
この問題ではIP in IPを使ってトンネリングをしていますが、IP in IPは暗号化機能がありません。
そこでIPsecを組み合わせることで暗号化した通信を出来るようにしている訳ですが、IP in IPは、元々のIPパケットに新しいIPヘッダーを付与してカプセル化をする技術です。
ここでIPsecもトンネルモードにすると、IP in IPで付与した新しいIPヘッダーを付与した上に、さらにIPsecでIPヘッダーを付与することになり、無駄が発生します。

そのため、IPsecは元のIPヘッダを暗号化しないトランスポートモードを選択したということになります。

回答例についてですが、設問には「IPアドレスに着目して」とありますので、グローバルIPアドレスを利用したIP in IPという点に注目します。
IP in IPで付与される新しいIPヘッダーはグローバルIPアドレスになり、グローバルIPアドレスにさらにIPsecで新しいIPヘッダーを付与する必要はありません。
(恐らく出来なくはないですが、ヘッダーが増えることで処理も増えるため非効率になると思われます。)

そのため、「暗号化対象の通信(IPsecで暗号化する通信)がグローバルIPアドレス間の通信だから。」となります。

ちなみに、「じゃあ、IP in IPはプライベートIPアドレスを使用する場合もあること?」って思い調べてみました。
IP in IPは基本的に閉域網サービスを利用している場合に使われるようなので、設定にはプライベートIPアドレスが使われるみたいです。
2025.01.14 11:03

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