ネットワークスペシャリスト平成24年秋期 午前Ⅰ 問14

問14

暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
  • AESは公開鍵暗号方式,RSAは共通鍵暗号方式の一種である。
  • 共通鍵暗号方式では,暗号化及び復号に使用する鍵が同一である。
  • 公開鍵暗号方式を通信内容の秘匿に使用する場合は,暗号化に使用する鍵を秘密にして,復号に使用する鍵を公開する。
  • デジタル署名に公開鍵暗号方式が使用されることはなく,共通鍵暗号方式が使用される。
  • [出典]
  • 応用情報技術者
    平成24年秋期 問39と同題

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

  • 記述は逆に説明しています。AESは共通鍵暗号方式、RSAは公開鍵暗号方式です。
  • 正しい。共通鍵暗号方式は、"共通鍵"という名前のとおり暗号化と復号に同じ鍵を使用します。錠をかけるのと開けるのとで同じ鍵を使用する、玄関のドアのようなイメージです。
  • 公開鍵暗号方式では、暗号化に使用する鍵を公開し、復号に使用する鍵は所有者が秘密として管理します。暗号化は誰でもできますが、復号できるのは正当な受信者だけという仕組みにより、通信の機密性が確保されます。
  • 共通鍵暗号方式ではありません。デジタル署名は、公開鍵暗号方式を利用して実現されています。具体的には、送信者が自分の秘密鍵で署名データを作成し、受信者は送信者の公開鍵で署名データの検証を行います。
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