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R03 午後1 問2 設問4 (3)について [0289]

 ガンキンさん(No.1) 
お世話になります。

上記の問題の答えが「OSPFエリア1の支社個別経路を172.16.0.0/16に集約する」とあります。

L3SW1は支社ネットワークの集約された経路をエリア0に広告すると思いますが、その場合例えばL3SW6が支社ネットワーク宛のパケットをルーティングする際に、ネクストホップルータは本社ルータになるでしょうか、それともL3SW1になるのでしょうか?

素人質問で申し訳ありませんが詳しい方がいれば是非教えていただいたいです。
2022.10.26 03:40
hisashiさん(No.2) 
NW ゴールドマイスター
ご質問の意図がくみ取れていないかもしれませんが、結論だけ申し上げますとL3SW6から支社宛てのネクストホップは、隣接ルータであるL3SW1になります。OSPFの仮想リンクを設定している場合でも、ネクストホップは変わりません。
2022.10.27 22:04
 ガンキンさん(No.3) 
回答いただきありがとうございます。

返信遅れてしまい申し訳ありません!
つまり支社宛のネクストホップは本社側のエリア0ではルーターになり、E社側のエリア0ではL3SW1になるということで合っているでしょうか?

OSPFの仮想リンク接続の際の広告があまり理解できておらず申し訳ありませんがよろしくお願いします。
2022.10.31 16:29
hisashiさん(No.4) 
NW ゴールドマイスター
>つまり支社宛のネクストホップは本社側のエリア0ではルーターになり、E社側のエリア0ではL3SW1になるということで合っているでしょうか?

はい、合っております。

機器に仮想リンクを設定するとエリア0の仮想I/F(OSPF_VL0)が生成されます。
図2の場合、L3SW1とルータにエリア0の仮想I/Fが作成されます。
L3SW1とルータの間に論理的にエリア0の経路が敷かれたイメージです。

本社のエリア0には、エリア1の情報が2つ広告されます。
1つはルータが発行したLSA Type3、もう1つはL3SW1が発行したLSA Type3です。
E社のエリア0も同様に上記2つのLSA Type3が広告されます。

※非バックボーンエリアを跨いだLSA Type3の情報は互いに反映されませんが、
  仮想リンクを設定した場合に限り例外処理が走ります。

この辺りは、PacketTracerで同構成を作成して検証するとイメージしやすいと思います。

仮想I/Fの確認コマンド
show ip ospf neighbor
show ip ospf interface

広告の確認コマンド
show ip ospf database
2022.10.31 19:30
 ガンキンさん(No.5) 
hitashiさん回答いただきありがとうございました。

ご丁寧に解説いただいたおかげで、なんとかイメージが掴めました。
最後に一つだけよろしいでしょうか?
今回のように本社のエリア0に、エリア1の情報が2つ広告された場合、ネクストホップを決定する判断としてコストを参照して決定するのでしょうか?
2022.10.31 20:59
hisashiさん(No.6) 
NW ゴールドマイスター
>今回のように本社のエリア0に、エリア1の情報が2つ広告された場合、ネクストホップを決定する判断としてコストを参照して決定するのでしょうか? 

はい。セグメント(ロンゲストマッチ)、AD値が同じならメトリック(コスト)の差で判断します。
ただし、今回の構成では双方の広告は、何れもルータを経由するため、どちらを採用してもネクストホップはルータになります。
2022.11.01 21:48
 ガンキンさん(No.7) 
hitashiさん何度も解説していただきありがとうございました。

OSPFの理解が深まりました。来年のネットワークスペシャリスト試験に向けて頑張りたいと思います。
2022.11.03 08:54
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