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令和元年度秋、午後Ⅰ大問3、設問1 [0247]

 tonaiSEさん(No.1) 
L3SW0ではDHCPリレーエージェント機能の設定が不要になる理由と、具体例について、自分の認識があっているか、確認させてください。

・L3SW0にはDHCPリレーエージェント機能の設定が不要になる理由(合ってますか?)
➀PCから送信されるDHCPDiscoverはブロードキャストでL3SW1(L3SW2)に到達し、L3SW1(L3SW2)でユニキャストに変換される。
②L3SW1(L3SW2)にDHCPリレーエージェント機能が設定されている場合、➀のユニキャストパケットの宛先IPアドレスには、DHCPサーバのIPアドレスが指定される。そして、L3SW1(L3SW2)は自身のルーティングテーブルを参照し、ネクストホップがL3SW0であることを認識する。
③②より、DHCPサーバを宛先IPアドレスとするユニキャストパケット(DHCPDiscover)はL3SW0に到達し、L3SW0は自身のルーティングテーブルを参照するだけで、DHCPサーバにこのパケットを転送できる。
➀、②、③より、L3SW0にDHCPリレーエージェント機能がなくとも、DHCPサーバにDHCPDiscoverを転送できるので、L3SW0に対してDHCPリレーエージェント機能の設定は不要となる。

・具体例(合ってますか?)
下記のような構成の場合、DHCPリレーエージェント機能が必要なL3SWは、L3SW0のみ。
※「---」はそれぞれ異なるLANセグメントとする。
※各L3SWには、DHCPサーバへのルーティング情報が設定済みとする。
PC---L3SW0---L3SW1---L3SW2---L3SW3---DHCPサーバ




2022.03.23 22:39
hisashiさん(No.2) 
NW ゴールドマイスター

DHCPは、ブロードキャストで送出されるフレームになります。ブロードキャストは、セグメント越えができないため、DHCPサーバが別セグメントである場合、それを届けるための仕組みが必要になります。

DHCPエージェントは、自身が持つセグメントから届いた、ブロードキャストを自身が指定したDHCPにユニキャストに変換して届けるための役目となります。

DHCPリレーエージェントは1か所です。
対象の機器は、端末からブロードキャストであるDHCP DISCOVERのフレームを受ける機器のみとなります。
そこから、DHCPサーバまではユニキャストで送受信されるので、中継のルータやL3SWは、ルーティングの役目となります。


①②③はご認識どおりです。
④は、ただ、ルーティングするだけです。リレーエージェントかどうかは特に意識する必要はないと思います。

>・具体例(合ってますか?)

あってます。
2022.03.24 23:13
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