平成28年秋期試験問題 午前Ⅰ 問29
問29解説へ
故障率曲線において,図中のAの期間に実施すべきことはどれか。
- 設計段階では予想できなかった設計ミス,生産工程では発見できなかった欠陥などによって故障が発生するので,出荷前に試運転を行う。
- 対象の機器・部品が,様々な環境条件の下で使用されているうちに,偶発的に故障が発生するので,予備部品などを用意しておく。
- 疲労・摩耗・劣化などの原因によって故障が発生するので,部品交換などの保全作業を行い,故障率を下げる。
- 摩耗故障が多く発生してくるので,定期的に適切な保守を行うことによって事故を未然に防止する。
正解 イ問題へ
分野 :ストラテジ系
中分類:企業活動
小分類:業務分析・データ利活用
中分類:企業活動
小分類:業務分析・データ利活用
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解説
故障率曲線は、ハードウェア機器の故障回数を縦軸に、運用開始からの経過時間を横軸にして、その関係を表したものです。一般的にハードウェア機器のライフサイクルは、故障率によって3つの期間に分けることができます。
- 初期故障期間
- 設計や製造の不備や使用環境との相性によって故障率が高くなる期間
- 偶発故障期間
- 初期の不具合が落ち着いて安定した稼働が長く続き、偶発的な故障だけが発生する期間
- 摩耗故障期間
- 材料や部品の劣化によって故障回数が多くなる期間
- 初期故障期間で実施することです。
- 正しい。偶発故障期間で実施することです。
- 摩耗故障期間で実施することです。
- 摩耗故障期間で実施することです。
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