平成24年秋期試験問題 午前Ⅱ 問5
問5解説へ
ADSLの上りの伝送速度が下りよりも遅くなっていることの説明として,適切なものはどれか。
- ISDNとの干渉を防止するためである。
- 加入者宅のADSLモデムとその対向先であるADSL集合モデムとの間を流れるATMセルの仕様で制限されているからである。
- 通信事業者やインターネットサービスプロバイダ側でセキュリティチェックを行うからである。
- 上りの変調周波数帯域が,下りの変調周波数帯域と比べて狭いからである。
正解 エ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:ネットワーク応用
中分類:ネットワーク
小分類:ネットワーク応用
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解説
ADSLは、一般家庭に普及しているアナログ電話回線をそのまま利用し、それまでに使用されていなかった周波数帯域を利用することでデジタル通信を行う伝送方式です。「下り」(通信業者から利用者へ)と「上り」(利用者から通信業者へ)の通信速度が異なるため非対称デジタル加入者線とも呼ばれます。
ADSLが使用する周波数帯域 26kHz~3,750kHz のうち「上り」に 26kHz~138kHz、「下り」には 138kHz~3,750kHz の帯域が割り当てられています。この差によって上りと下りの速度差が生じています。
この下り優先の帯域幅は、動画の視聴などのインターネットを利用形態を想定し設定されたものです。
したがって「エ」が正解です。
ADSLが使用する周波数帯域 26kHz~3,750kHz のうち「上り」に 26kHz~138kHz、「下り」には 138kHz~3,750kHz の帯域が割り当てられています。この差によって上りと下りの速度差が生じています。
この下り優先の帯域幅は、動画の視聴などのインターネットを利用形態を想定し設定されたものです。
したがって「エ」が正解です。
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