平成24年秋期試験問題 午前Ⅱ 問20
問20解説へ
チャレンジレスポンス方式として,適切なものはどれか。
- SSLによって,クライアント側で固定のパスワードを暗号化して送信する。
- クライアント側で端末のシリアル番号を秘密鍵を使って暗号化して送信する。
- トークンという装置が表示する毎回異なったデータを,パスワードとして送信する。
- 利用者が入力したパスワードと,サーバから送られてきたランダムなデータとをクライアント側で演算し,その結果を送信する。
正解 エ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ
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解説
チャレンジレスポンス方式は、通信経路上に固定パスワードを流さないようにすることで盗聴によるパスワードの漏えいを防ぐことができる認証方式です。
チャレンジレスポンス方式では以下の手順で認証を行います。
チャレンジレスポンス方式では以下の手順で認証を行います。
- サーバはクライアントから要求があるたびに異なる予測困難な値(チャレンジ)を生成して保持するとともに、クライアントへ送る。
- クライアントは利用者が入力したパスワードのメッセージダイジェストを計算し、(1)でサーバから送られた"チャレンジ"と合わせたものから、さらに、メッセージダイジェスト(レスポンス)を計算する。
- クライアントは(2)で生成した"レスポンス"と利用者が入力した利用者IDをサーバに送る。
- サーバは、クライアントから受け取った利用者IDで利用者情報を検索して、取り出したパスワードのメッセージダイジェストと(1)で保持していた"チャレンジ"を合わせたものから、メッセージダイジェストを計算する(レスポンス照合データ)。
- サーバは"レスポンス照合データ"とクライアントから受け取った"レスポンス"とを比較する。
- チャレンジレスポンス方式では、固定パスワードとサーバから送信された乱数(チャレンジ)を組合わせたものをハッシュ化してサーバに返信します。
- 所持品による認証の説明です。
- 時刻同期式ワンタイムパスワードの説明です。
- 正しい。チャレンジレスポンス方式の説明です。
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