平成24年秋期試験問題 午前Ⅰ 問6
正解 イ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの評価指標
中分類:システム構成要素
小分類:システムの評価指標
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解説
各ノード間の回線を一つの装置を考えると、稼働率を考える上で回線網は次のように構成される通信システムと考えることができます。まず、"大阪-名古屋-東京"間の稼働率について考えます。
"大阪-名古屋"及び"名古屋-東京"の通信は直列接続になっていて、双方が稼働しているときに通信が可能となるので、稼働率は、
0.9×0.9=0.81
となります。
次に"大阪-東京"間の稼働率について考えます。
"大阪-東京"間は、並列接続になっていて"大阪-東京"と"大阪-名古屋-東京"のどちらかが稼働していれば通信が可能なので、稼働率は、
1-(1-0.9)(1-0.81)
=1-0.1×0.19=0.981
最後に次に"福岡-東京"間の稼働率について考えます。
"福岡-東京"間は、直列接続になっていて"大阪-東京"と"大阪-福岡"の両方が稼働していることが通信に必要な条件なので、稼働率は、
0.9×0.981=0.8829≒0.88
したがってこの回線網の"福岡-東京"間の稼働率は、およそ0.88が適切です。
"大阪-名古屋"及び"名古屋-東京"の通信は直列接続になっていて、双方が稼働しているときに通信が可能となるので、稼働率は、
0.9×0.9=0.81
となります。
次に"大阪-東京"間の稼働率について考えます。
"大阪-東京"間は、並列接続になっていて"大阪-東京"と"大阪-名古屋-東京"のどちらかが稼働していれば通信が可能なので、稼働率は、
1-(1-0.9)(1-0.81)
=1-0.1×0.19=0.981
最後に次に"福岡-東京"間の稼働率について考えます。
"福岡-東京"間は、直列接続になっていて"大阪-東京"と"大阪-福岡"の両方が稼働していることが通信に必要な条件なので、稼働率は、
0.9×0.981=0.8829≒0.88
したがってこの回線網の"福岡-東京"間の稼働率は、およそ0.88が適切です。
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