平成22年秋期試験問題 午前Ⅰ 問18
問18解説へ
WBSの構成要素であるワークパッケージに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ワークパッケージは,OBSのチームに,担当する人員を割り当てたものである。
- ワークパッケージは,関連のある要素成果物をまとめたものである。
- ワークパッケージは,更にアクティビティに分解される。
- ワークパッケージは,一つ上位の要素成果物と1対1に対応する。
正解 ウ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのスコープ
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのスコープ
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解説
WBS(Work Breakdown Structure)では、プロジェクト全体を要素成果物を基準にして階層的に分解していきます。この階層的に細分化された構造図の中で最下層に位置する個々の部分をワークパッケージといい、プロジェクトを実施する際のコントロール単位となります。ワークパッケージは、スコープマネジメントの「WBS作成」にて定義されます。その後、タイムマネジメントのアクティビティ定義のプロセスにおいて、ワークパッケージは1つ以上のアクティビティ(ワークパッケージを生むための個々の作業)に分解されます。
またWBSと同様に階層的な細分化の考え方を用いるものとして、プロジェクト人員の組織を階層化して表すOBS(Organization Breakdown Structure)や、プロジェクトのコスト配賦を階層化して表すCBS(Cost Breakdown Structure)があります。
またWBSと同様に階層的な細分化の考え方を用いるものとして、プロジェクト人員の組織を階層化して表すOBS(Organization Breakdown Structure)や、プロジェクトのコスト配賦を階層化して表すCBS(Cost Breakdown Structure)があります。
- WBSに担当人員を割り振るとOBSになります。
- ワークパッケージは、WBSの最下層の要素成果物です。
- 正しい。PMBOK第5版によれば、ワークパッケージは、タイムマネジメントの「アクティビティ定義」にて1つ以上のアクティビティに分解されます。
- ワークパッケージは、1階層上の成果物の一部分または中間成果物であり、必ずしも1対1で対応するとは限りません。
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