平成21年秋期試験問題 午前Ⅱ 問23
問23解説へ
シンクライアントシステムの利点のうち,適切なものはどれか。
- アプリケーションが使用する主記憶のフラグメンテーションが起こりにくいので,応答性が向上する。
- サーバ側でアプリケーションやデータを管理するので,セキュリティが強化できる。
- システムが利用するネットワーク資源が減るので,通信費を削減できる。
- データを保管する費用が減るので,サーバへの投資を削減できる。
正解 イ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの構成
中分類:システム構成要素
小分類:システムの構成
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解説
シンクライアント(Thin Client)は、ユーザーが使用する端末にサーバに接続するための必要最小限のネットワーク機能、入出力をするためのGUIなどだけを装備させ、ほとんどの処理をサーバ側で行うシステム設計、またはその端末自体のことを指します。
コンピュータウィルスなどにより企業内で管理している個人情報などが外部に流出する事件が発生している現在、端末にデータをもたせない特性をもつシンクライアントがセキュリティ対策として注目されています。
したがって適切な記述は「イ」です。
コンピュータウィルスなどにより企業内で管理している個人情報などが外部に流出する事件が発生している現在、端末にデータをもたせない特性をもつシンクライアントがセキュリティ対策として注目されています。
したがって適切な記述は「イ」です。
- クライアントPC内で処理をせず、その都度サーバから返される結果を取得するので、応答性は低下する可能性があります。
- 正しい。
- ほとんどの処理をサーバ側で行うので通信が頻繁に発生し、通信コストが通常よりも掛かるようになります。
- 通常はクライアントPCに記憶されていたデータもすべてサーバで保持することになるため、通常よりもサーバへの投資が必要になります。
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