令和5年春期試験問題 午前Ⅱ 問3
問3解説へ
OSPFに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 経路選択方式は,エリアの概念を取り入れたリンクステート方式である。
- 異なる管理ポリシーが適用された領域間の,エクステリアゲートウェイプロトコルである。
- ネットワークの状態に応じて動的にルートを変更することはできない。
- 隣接ノード間の負荷に基づくルーティングプロトコルであり,コストについては考慮されない。
正解 ア問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
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解説
- 正しい。ネットワークのリンク情報の肥大化を防ぐために、OSPFにはマルチエリアの概念が取り入れられています。
- OSPFは、自律システム(AS)内部で使用されるIGP(Interior Gateway Protocol)に分類されます。
- OSPFでは、トポロジの変更や障害の発生などの経路情報の変化を検知した場合、トリガーアップデートにより最新のLSA(パスコストなどを格納した情報)を全ルータに配信します。これにより動的にルートが変更されます。
- OSPFは、ルートごとの「コスト(負荷)」の概念を用いるリンクステート方式のルーティングプロトコルで、ダイクストラ法(グラフ理論における最短経路を効率的に計算するためのアルゴリズム)を使用して最短経路を求めます。
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