令和4年春期試験問題 午前Ⅱ 問5
正解 ア問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
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解説
- 正しい。MXレコード(Mail eXchanger record)は、そのドメインが送り先の電子メールをどのアドレスに配達して届ければいいかを指定するものです。メールの宛先を特定するために使用されるメールアドレスは、「ユーザー名@ドメイン名」というスタイルになっています。差出人からメールの送信をリクエストされたメール送信サーバ(SMTPサーバ)は、DNSを使用して、宛先として特定されたドメイン名のメールサーバを見つけ出そうとします。当該ドメインを管理しているDNSサーバに照会する際に送信される情報がMXレコードです。
- NSレコード(Name Server record)は、ドメインのDNSゾーンファイルを管理するDNSサーバを明確に限定するものです。そのドメイン自体のDNSサーバを明確に限定する場合と、サブドメインのDNSサーバを明確に限定する場合があります。サーバが存在する場所は、ホストネームがはっきり示された完全修飾ドメイン名(FQDN:Fully Qualified Domain Name)で記述されます。
- PTRレコード(pointer record)は、定められたIPアドレスに対応するホストネームを定義するものです。DNSではホストネームがはっきり示されたFQDNからIPアドレスを導き出す操作を「正引き(DNS lookup)」、IPアドレスからホストネームを導き出す操作を「逆引き(reverse DNS lookup)」といいます。PTRレコードはコントロール下にあるIPアドレスに関して、対応するホストネームを明確に限定して、逆引きの照会に受け答えるためのものです。
- SOAレコード(Start Of Authority record)は、DNSゾーンを管理するための情報・設定などを記述するためのものです。ドメイン名はそのツリー構造に伴ってDNSゾーンと称されるいくつかの領域に分けられ、それぞれのゾーンごとに権威DNSサーバがデータの定義・管理をしています。SOAレコードはDNSゾーンの設定などが記述されているもので、通常の状態ではDNSゾーンファイルの一番前にひとつ設けられています。
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