令和4年春期試験問題 午前Ⅱ 問11
正解 ウ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
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解説
ルータ間で経路情報を互いにやり取りする際に使用されるルーティングプロトコルの中で、IPアドレスにサブネットマスク情報を加えずに伝達するものをクラスフルルーティングプロトコル(classful routing protocol)と呼ばれ、「RIP-1」「IGRP」などが該当します。
これらは、IPアドレスがクラスを基準として割り当てられていることを前置きとなる条件にして、IPアドレスのみ根拠に基づいて推論することで、ネットワークアドレスを導き出すのです。現在におけるインターネットではクラスとは関係なく、特別な規則や指定によらないサイズにアドレス空間をいくつかに分けて割り当てるクラスレスアドレッシングが広く用いられているため、ほとんど利用されていません。
これらは、IPアドレスがクラスを基準として割り当てられていることを前置きとなる条件にして、IPアドレスのみ根拠に基づいて推論することで、ネットワークアドレスを導き出すのです。現在におけるインターネットではクラスとは関係なく、特別な規則や指定によらないサイズにアドレス空間をいくつかに分けて割り当てるクラスレスアドレッシングが広く用いられているため、ほとんど利用されていません。
- BGP-4は、二つ以上の独立したネットワークをつなげているTCP/IPネットワークにおいて、ネットワーク間で経路情報を通信機器が互いにやり取りするプロシージャを定めたプロトコルのひとつです。EGPs(Exterior Gateway Protocol)のひとつで、現在におけるインターネットで組織間をつなげるためにスタンダードで利用されています。
- OSPFは、TCP/IPネットワークで使用されているルーティングプロトコルの一つです。ルータなどの通信機器が互いに経路情報をやり取りして、ある場所から別の場所までのいちばん短い経路を割り出すために利用されています。自律システム(AS:Autonomous System)で多くの経路の中から、目的にかなうものを選ぶIGP(Interior Gateway Protocol)として利用されているプロトコルのひとつとなっています。
- 正しい。RIP-1は、1988年にIETFによってRFC 1058として標準化されたルーティングプロトコルです。クラスフルルーティングプロトコルであり、ネットワークをいくつかに分けることがクラス単位でしかできません。また、経路情報を互いにやり取りする際にブロードキャストを使用するため通信量が多いのも難点でした。
- RIP-2は、ネットワーク内で特定した複数のユーザーに対してデータを送信することで通信量を抑え、可変長サブネットマスク(VLSM:Variable Length Subnet Masking)に対応しています。アドレスクラスとは無関係にルーティングできるCIDR(Classless Inter-Domain Routing)が可能となりました。
機器間のオーセンティケーションにも対応しているので、1997年にはIPv6で使用できる「RIPng(RIP next generation)」が進むべき方向を考えて決定されました。
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