令和元年 午後1 問1

gpさん  
(No.1)
設問1 (2)と(3)についての質問です。

(2)について
カが解答でない理由は、VRRPアドバタイズメントはIPセグメントを越えられず、かつカのセグメントが問題文中の仮想ルータと別のIPセグメントだからという解釈で正しいでしょうか?
例えば、VRRPをカのセグメント用に設定した場合は、そのVRRPのアドバタイズメントはカを経由するという理解で正しいでしょうか。

(3)について
「VLNAタグの付与が必須となる回線」という文章がありますが、これは「通過するフレームにVLANタグを付与する必要がある回線」という解釈で良いのでしょうか?
イーサネットフレームにVLANタグを付与するという言い回しは聞いたことがありますが、回線にVLANタグを付与するという言い回しは聞いたことがなく、解釈に迷ったので質問させて頂きました。
2023.03.19 23:38
hisashiさん 
NW ゴールドマイスター
(No.2)
>(2)について
>カが解答でない理由は、VRRPアドバタイズメントはIPセグメントを越えられず、かつカのセグメントが問題文中の仮想ルータと別のIPセグメントだからという解釈で正しいでしょうか?

ご認識のとおりです。厳密にはVRRPを設定しているIFではないからとなります。VRRPはIPアドレスの設定と同様、インターフェースコンフィギュレーションモードでIFに設定します。カが解答候補に上がれば、必然的にエやオも候補に上がってしまいます。


>例えば、VRRPをカのセグメント用に設定した場合は、そのVRRPのアドバタイズメントはカを経由するという理解で正しいでしょうか。

ほぼないと考えた方が良いです。

下部側(キ)と同一のグループIDを設定すれば可能性は0ではないですが、別のIFに同一グループIDの設定は現実的ではありません。
機器によってはコマンドすら通らない場合もありますし、仮に投入可能でも、VRRPパケットを通す意味がなくなります。

仮に異なるセグメントに同一のグループIDでVRRPの設定に成功し(カ)にVRRPパケットが流れたとします。(キ)がリンクダウンした場合、(カ)はVRRPパケットが流れるため、VRRPパケット消失によるVRRPの切り替わりは発生しません(ただし、ポートを監視している場合はこの限りではない)。そうすると、L3SW1はマスターのままとなりますが、(カ)のセグメントが異なるため仮想MACアドレスを(カ)のラインとL3SW2を経由して下部側に通知することができません。

>(3)について
>「VLNAタグの付与が必須となる回線」という文章がありますが、これは「通過するフレームにVLANタグを付与する必要がある回線」という解釈で良いのでしょうか?

VLANタグが付与されたフレームが流れる回線という意味です。
裏をかえせば、図中にVLANタグが付与されないフレームが流れる回線が混在しているということになります。
2023.03.20 22:33

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