ネットワークスペシャリスト 試験情報＆徹底解説

新公開Webサーバに割り当てることができるIPアドレスの範囲が求められており、
解答は「172.16.254.128 ~ 172.16.254.254」となっております。

下線⑧で172.16.254.0/24のIPアドレスブロックから未使用のIPアドレスが割り振られることが分かっており、表6のスタックL3SWの静的経路情報を見ると172.16.254.128当ての経路があるため、172.16.254.128以降なのが分かります。

ただ、上記の経路情報から172.16.254.128はネットワークアドレスになると思うのでホストに割り当てることはできず、正しくは「172.16.254.129 ~ 172.16.254.254」の範囲が正解だと思うのですが、なぜ解答は172.16.254.128も含まれるのでしょうか？

ネットワークアドレスは、同一セグメントかどうかを判定し、ブロードキャストは、同一セグメントの全ノードにフレームを送信するアドレスを担うという役割があります。マルチアクセスをするイーサーネット上のI/Fに設定する場合は意識する必要がありますが、ルーティングの宛先範囲や送信元制御範囲に使われるれるアドレスブロックは、そういった役割がないため意識する必要はありません。

表5の新公開WEBサーバ、新外部DNSサーバがのDGが172.16.254.1(新FW1/FW2の仮想IP)、表6のスタックL3SWの172.16.254.128/25を宛先とするネクストホップが新FW1/FW2になっていることから、新公開WEBサーバ、新外部DNSサーバ側のI/Fのマスク長は24ビットと考えられます。マスク長が24ビットである場合、第4オクテットが128のアドレスは、NWアドレスにはなりません。

補足です。

第4オクテットが0または255の場合、ルーティングができない可能性はありますので、留意する必要はあります。後者は、WOLなどに使われます。

すみません、返事遅れました。
解答ありがとうございます！

＞ルーティングの宛先範囲や送信元制御範囲に使われるれるアドレスブロックは、そういった役割がないため意識する必要はありません。
こちらを把握しておりませんでした。